発達障害という表現あまり好きではない
発達障害って広く知れ渡ってネットでも本でも学校でもみんな知っている言葉になりましたよね。
仕事柄小児の神経発達症の患者様と接することが多く、カウンセリングを行うときの親御様の反応は色々で。
医療機関であるた医師が告知を行い(まれに告知を拒否する親御様もいます。その時は診断名は保護者様が受容できるようになってから医師が改めて説明を行います)
現在の日本は発達障害という言葉が独り歩きをしている気がします。
私が住んでいる地域は発達が気になるお子様は療育の利用をするために医療機関を受診して診断書を書いてもらわないと療育サービスが受けられません。
受診待機期間が約3か月、そこから検査をして結果を説明し、医師が診断書を作成する。
それを親御様は役所へ提出して認定が下りるまで1か月ちょっと位かかります。
仮に年長児のお子様が4月に予約のお問い合わせをしても受診に繋がるのは夏、そこから診断書を作って審査会に通るのが夏休み明け、療育は9月から利用しても3月で卒園です。
秋には地元の公立小学校の就学前診断があり、その時に支援学級の利用等の話が出来ていればまだいい方で大部分の方は年末に駆け込みで相談が増えます。
地域によって待機期間は多少違うかもしれませんが、本当に親御様は大変だと思います。
どうか、個性的な子供たち、ユニークな子供たちがもっと生きやすい世の中になってほしいと思います。
私自身も長男の放課後等デイサービス利用や娘たちの児童発達支援事業所の利用でかなり長く待機期間がありました。必ずしも医療機関の医師の診断書でなくとも、保健センターの保健師さんの意見でも療育の利用は出来たと(あいまいでごめんなさい、県の職員さんからのまた聞きなので間違っていたら申し訳ないです)思います。
先日カウンセリングをしたお子様が『青いランドセル買ったんだ!』と目を輝かせて話してくれたことがありました。支援が必要な子供が支援や療育を受けられない状況をみて自身の無力感を感じます。

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